福岡育ち。実家は祖父の代からの仕出し料理屋です。
子供の頃はテレビとマンガが好きなオタク系。
関西の大学を卒業した後は、テレビ好きが高じて、当時男性ばかりだったテレビ業界に就職。
体力勝負の体育会系。
製作会社のディレクターとして、徹夜はしょっちゅうというハードな生活を送っていました。
そんな中、飲食店の取材が楽しくて、もっと飲食の取材がしたいと思い、グルメ本を製作している出版社に転職。
年間1000件ほどの飲食店を取材・食べ歩く生活を7年ほど送っていました。
この頃とてもエンゲル係数と摂取カロリーが高かったと思います(笑)。
この頃、”仕出料理屋の娘”というDNAが騒ぎはじめ、料理に目覚めました。
取材先のシェフから学んだ料理を家で再現するのが趣味となり、仕事から帰ったあとの深夜、夜な夜な料理を作るのが日課になっていました。
そんな矢先に大きな転機が!
実家の仕出料理屋が、デパ地下に総菜屋を出す事になり、その店をまかされることになりました。
編集者の仕事に未練はありましたが、オープンまで残された時間はたった3ケ月…!
マスコミ業界から突然、飲食へ転身し、コンセプト作り、調理、レシピ作りなど店作りに専念しました。
すべてが初めてで、かなり大変でしたが、ボロボロになりながらもなんとかオープン。
惣菜店を1年程やっていると、レシピ作りを本業にしたいという気持ちが芽生えてきました。
そこで実家の会社を辞め、勇気を出して“料理家”として独立!
しかし、生活は厳しく、勉強も兼ねて某クッキングスタジオの講師をしたりライターをして食いつなぎました。
プライベートでは離婚も経験し、お金も時間もなく、このときが一番つらかったです。
自分料理スタジオを持ちたいがお金がない・・
モヤモヤとした毎日を送っている時、母の友人の銀行職員にアドバイスを受け、あれよこれよという間に融資が受けられる流れになり、夢だったスタジオが現実に!
2015年に御所ヶ谷に料理スタジオ『Asa Sofra』をオープンしました。
しかし、あまりのプレッシャーからレッスン後に気を失ったり、テレビの収録前に声が出なくなるなど原因不明の体調不良が続きました。
これではいけないと、自己PR書で売り込んだり、SNSで情報発信をしていく。
そのうちに、テレビ出演の機会も増え、料理教室に来てくださる方も増えていきました。