帰国後数年は沖縄のリゾートホテルでソムリエに復帰したのですが、ヘルニアにかかってしまい(この業界ではよくある職業病です)勤務中に手の痺れが現れるようになりソムリエナイフを扱うのもおぼつかなくなってしまいました。
今後の人生をどうしよう・・・と考えていた時に第3の転機+αが来ました
まずは+αから。
それは私をワインの世界に誘ってくれた
あの衝撃を受けたワインをついに見つけることができたのです。
それはレストランにワインの持ち込みをされたお客様のワインでした!
持ち込まれたワインを偶然サービスする機会に恵まれた私はそうとも知らず
いつものように抜栓したのです
すると、抜栓途中から湧きあがってきた香りに覚えがあったのですが
でもそれがいつのワインなのかは分からず、そのままサービスを続けていました
運よくそのお客様からそのワインを少し頂いくことができ
営業終了後ゆっくり飲みました
すると、あの記憶が一気に蘇ってきました!
そのワインが入っていたボトルは
「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ1982年」
でも、それが正解かこの時点でははっきりしていないので
東京の先輩に連絡し聞いてみました。
すると先輩から「よく解ったな、頑張ったな・・・。」と一言
なんだか泣けました
この時期、自分の体の事で悩んでいた時にあのワインが見つかった
これも何かのきっかけ・・・
それまで何度も商談相手として接してきていた某ワインインポーターの方が
「今度、沖縄に営業所を立ち上げるから来ない?」と
声を掛けてくださった際には迷いはなく
インポーターの世界に移ることに決めました