農業は、人に幸福をもたらします。
これまでに1000人以上の人が、私の元へ『農業を始めたい』と言って訪ねて来ました。
そうしてたくさんの橋渡しをして来ました。
農業が幸せの鍵だったという人がたくさんいました。
けれども一方で、専業農家の辛さも経験しました。
無農薬野菜でいうと、コストと売値の価格が合っていない現状があります。割りに合わないながらも頑張っている。
一方で、世間では障害者の働ける人のうち、500万人中11%しか働けていません。
また、企業が使いたくなくなれば追い込んでいく都会の人材システムに翻弄される人、
何でも買うことに慣れいざ仕事を離れると生きる術のない人、
子供が離れて燃え尽きてしまった人、
拠り所のない不安に苛まれる方々が沢山いらっしゃいます。
私は、障害者の方だって障害者年金と副業があればいいと思います。
本業の仕事が減って時間を持て余している人は、農業もしたらいい。
病んでいる人も、社会ではフルで働けない人も農業をすればいい、私の経験で言えば症状が軽減する方が多いです。
微生物を使った農業で人が元気になっていくのだと思います。
一個の家、一個の仕事、これにより見えない負荷を置い、心や体に症状が出ていませんか。
テレワーク出来る人は地方にたくさん移住して、農業を副業とし、生きていく為の術を身につけ、生き生きと生きて欲しいと願います。
私たちの農園では、この副業農園を実践してもらうに当たり、畑を耕し畝を立てるところまでを我々で担い、種を撒くところからスタートしてもらっています。
そして、野菜が出来て売る段になり、最善のルートを持つ我々がまたサポートします。
微生物による『誰にでも出来る無農薬農業』を提供しています。
今、副業農園で作る野菜は、私たちの野菜を超える程の出来栄えです。
皆さん農業を楽しんでいるからでしょう。
すべての人に農業の喜びを知ってほしいです。
農業は稼ぐための時間でなく、生きるための時間です。
大きな法人があって、コミュニティーがあり子供も預けていいところ。
そんな拠り所になれればいいのですが。
高2でエチオピアの子供の映像に絶句したあの日から時は経ち、50代でまだこれから実践したい事は尽きません。
自分自身も未だ軸の言葉を探しています。
見つけ切れていない様に感じるし、言葉にするとそれだけじゃないとも思います。
でもひとつ言えるとすれば、たったひとつの瞬間、そして出会いが人を変えると信じています。