東京を離れ、九州へ来た。来福して初めて出会ったのは武術ではなく前衛舞踊としての舞踏。そこからアンダーグラウンドな身体表現の世界にものめり込んでゆく。
当時は仕事をしてお金が貯まると、最低一年は自分のことに没頭する時間を作った。舞踏と並行して、上海の老師を尋ね修行したり。新潟に面白い武術家がいると聞けば行って見たり。そんな感じで行ったり来たりしながら、上海の老師からは八卦掌という武術を教わった。
八卦掌は易という占い(当たるも八卦)と関係が深い。
そのため東哲や占いも、よい先生がいれば話を聞きに行った(最終的に易学は、糸島在の先生に習う)。舞踏にしろ、武術にしろ、占いにしろ、どうも僕は「ケレン味」というモノが好きらしい。
そんな訳で現在は、中国武術の先生をするかたわら、ネオン輝く中洲のスナックで占い師もやっている。
おしまい