企業の中で、流行に左右され、使い捨て消費を促進させることに自らもまた消費し、環境問題にも加担していることに気づき、また衝撃的な3.11により価値観が大きく変化したことが、Have some fun !立ち上げの背景にあります。
大切な命。健康。
未来の子どもたちの幸せ。
今ここにしかない時。
伝えたい、残しておきたい想い。
目に見えない大切なもの。
いつの時代も世界どこでも、心の真ん中にある、変わらぬ普遍的な子どもへの想い。そんな想いを込めたモノやコトを提供していきたいと考えています。
第1弾商品「引っ越しできる柱のキズ〜me-mori」(木製身長計)は、賃貸やマンションなど昔のように柱に成長を刻むことができなくなっている昨今の住宅事情においても、手軽に設置することで、その時にしか残せない大切な想い出を刻むことができ、また引っ越しても持っていくことができるのでずっと手元に残しておける木の柱(身長計)です。
モノに刻まれ、モノを通してこそ伝わる想いがある。2世代で使えば、あの頃の親の想いに気づくことがあるかもしれません。20、30年後に気づく価値観。
「me-mori」の裏面には、オプションでビー玉転がし(「SlowP」)を加工することができます。他にはない長いビー玉転がしは、ハイテクでデジタルなゲームやスマホが主流な中、時代と逆行した超アナログな遊びですが、子どもたちは夢中に遊び続けます。
その姿を見ていると、遊びのルールや到達すべき結果を求める受動的な遊びではなく、ただ転がるビー玉の綺麗さや心地よい音など、「行為」そのものや「経過」を楽しみ、能動的に「工夫」を加えながら遊んでいることがわかるのです。それこそ、創造力の育みであり、私たちは、その子どもの純粋な反応を大切にしたいと思っています。
また、最近、外部の方の企画のお手伝いをすることが増えて来ましたが、ただ「オシャレ」「カッコいい」とかではなく、時にユーモアや愛嬌を盛り込み、そのモノやコトを介して会話と笑顔が生まれるような企画をしていきたいと考えています。
既成概念に捉われず、時代や流行に左右されない、物事の本質に向き合い、心に響く、あるいは笑顔を引き出す価値を提供していきたいと思っています。
「Have some fun !」の名の通り、仕事なりプライベートなり、どんなことにも、ちょっとでも楽しさを注入したいと思うのです。そうすれば、きっと笑顔でいられますね。