渡邉 友一郎

Hair Design Gram代表
夢は、世界一の美容師。

渡邊友一郎のプロフィール画像です。

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【Hair Design Gram について】 

福岡市博多区古門戸町という街中の喧騒からちょっと離れた場所にある趣ある木造倉庫を改装した福岡屈指の老舗美容室です。 


木造倉庫、気持ち良さげに茂る植物、猫、土間。


オーナー渡邉さんの美意識が随所に反映された、ただその場にいるだけで心が解きほぐされる居心地良い空間と、渡邉さんは元より彼を慕って集まるスタッフ一人一人の個性が魅力です。


遠路はるばる髪を切ってもらいに美容室を訪れる方も。

Hair Design Gream オーナー

渡邊友一郎からのメッセージ

❶HairDesignGramの流儀について

お店の「気」を良くすることを心掛けています。


色んな意味があるのですが、Hair Design Gramに置いている植物1つとっても空気がよく回っていないと育たないので、空気が良く流れることは常に意識しています。



個人的にはそういう意味でも何と言っても気持ちが良いのは路面店だと思っています。



人の「気」も大事です。


接客してくれる人が皆笑顔だと気持ちが良いですよね。

世の中たくさんお店がありますが、繁盛している店もあればそうでない店もあります。


20代の頃にバイクに乗って日本を見て回った際も色んなお店を見て回りましたが、
たいてい人の「気」が良い店は繁盛していたように思います。


少しでもお店を良くしたいので今でも日々試行錯誤を続けています。


失敗することも多いのですが、ときには上手くいきます。

そういう時は嬉しいですね。

❷渡邊友一郎が髪を切るときに心掛けていること

髪を切るときに私が意識していることは、お客さんの第一印象を大切にするということです。


そういう意味で一番最初がベストだと思っています。



それと、もう1つは
お客さんの日常生活において使いやすい髪型であることを意識してカットするように心がけています。

店舗情報

お店の名前Hair Design Gram
お問い合わせ092-262-6626
Mail Address 
営業時間11:00〜21:00(受付20:00)
定休日月曜日
Address福岡県 福岡市博多区古門戸町7-22
Websitehttp://tomoichiro.com
料金等についてはこちらをご覧下さい

渡邊友一郎の自己紹介

運が悪い子供だった?!

僕は子供の頃、自分は「運が悪い子供」だと思っていました。


例えば小学生の頃、友達と自転車を二人乗りしていて僕は後ろ向きで荷台に乗っていたのですが、「今走っている自転車から飛び降りてみたらどうなるのかな」とふと疑問に思って実際に飛び降りて、その結果地面にゴロゴロ叩きつけられて、ものの見事に腕を骨折したことがあります。


高校時代にはバイク免許を取ったその日に、近所のおばちゃんから借りた Honda のカブで無茶な運転をして橋にぶつけて全損させましたこともあります。


また自動車免許を取った際には、当時はちょっと郊外に出ると舗装された道とそうでない凸凹道が混在した道がよくあったのですが、そんな道路を当時流行っていた刑事ドラマのように父親の車でジグザク走行して車をぶつけたこともあります。

実際のエピソードを自分で改めて今振り返ってみると、運が悪いというのではなく、単に向こう見ずで破天荒な子供だっただけなのかも知れませんね。

父親に勘当されて、美容師の道へ

僕は試験と名のつくものが大抵苦手で、実は高校入試も志望校に落ちて一浪しました。大学受験も一浪したのですが実際には全く勉強せず、ファッション雑誌を読んで、好きな音楽を聴いてジャズ喫茶に通う生活を送っていたため親に勘当されました。

クリエイティブな仕事に興味があったのでデザイナーや建築家にも憧れたのですが、どうやったらなれるのか僕には皆目見当がつかず、結局美容師になることを選びました。

今でこそ男性の美容師は当たり前ですが、昭和 40 年代の当時は、男性が美容師になることは本当に稀な時代でした。

当時母が通っていた美容室を紹介してもらってそこの見習いとして僕の美容師のキャリアはどうにかスタートしました。その美容室で足掛け 5 年間、美容師になるための修行をしましたが最初は本当に苦労しました。

クリエイティブなことをしたいと思って美容師の道に入ったのに実際は店の掃除をしてお客さんのシャンプーをするだけの日々が一年くらい続きました。

でも店を居心地よくしたいと思って、有線で好きな音楽をかけたり、油絵で店の看板を書いてみたり、地元の魅力的な人を取材してミニコミ誌を作ったりしているうちに、いつの間にか僕を指名してくれるお客さんが増えていったような気がします。

バイクに跨り日本一周の旅へ

5 年ほどの修行期間を経て、色々見てみたいと思った僕は髪をモヒカンに刈り上げてバイクに跨り日本一周の旅に出かけました。


一年半ほどの旅の間、札幌と東京では気になる美容室を見つけてお店のオーナーに頼み込んで働きました。


札幌では、10坪に満たないお店なのにデパートにあるような回転扉が付いていて棚には色んなお酒が並べられた超個性的なお店で働かせてもらいました。

 
東京では、今も営業している「Boy」という美容室で働きました。



美容雑誌でたまたま見つけたとてもカッコ良いお店です。 僕はスキンヘッドにサングラスという格好で何日もお風呂に入っていない状態で(多分匂いもしていたと思います)お店を訪ね、オーナーに直談判して働かせてもらいました。今思い出してもよく働かせてくれたなぁと思います。


当時の僕は部屋を借りるお金がなかったので、代々木公園で寝泊まりして、朝登る太陽を浴び続けて日増しに肌が黑くなっていくので、お店のスタッフから不審がられたりもしたのですが、流石に梅雨を迎えてからは濡れるのはゴメンだったので竹下通りに3 畳のアパートを借りて暮らしました。

Hair Design Gram」誕生

その後、旅の途中で博多に立ち寄って地元の美容室で働き始めたのですが、 自分の思う通りのお店をやってみたいという気持ちがムクムクと芽生えてきました。

そんな折にちょうど良いタイミングで、中央区薬院に6坪6万円の物件が出てきたので、28歳の時、とうとう自分のお店を開くことにしました。

最初は「名前なんてなくてもいいや」というノリだったのですが、何かと名前がないと困ることが分かって、自分が好きだった音楽の名前「gram rock」から 「Hair Design Gram」と名付けました。

お店を始めてみたところ、それまでになかった自由で楽しんでいる感じのお店作りが良かったのか、最初から多くのお客さんに来てもらうことができました。


その勢いで2年後には規模も格段に大きい2号店を開くのですが、そこでは苦労しましたね。

ちょっとその当時の自分の器を超えていたのかも知れません。


その後「Hair Design Gram」 は博多区小門戸町に、味のある木造倉庫の物件を見つけたので2004年に移転しました。


現在の店舗です。


2号店はしばらくやっていたのですが、その後お店のスタッフに譲りました。


今も不動産サイトを眺めて物件を探すことがたまにあります。ちょっとした趣味のようなものですね。


父親に勘当された件についてですが、20 年前くらい前から髪を切りに山口から お店を訪ねてくれるようになりました。


とても嬉しかったですね。10年前く らいに父が亡くなる際には、好き勝手生きてきてごめんね、と謝りました。

これからについて

僕の夢は、世界一の美容師になることなので、これからもその目標に近づけるように日々挑戦を続けていきたいですね。

あと少なくとも20年は現役で居たいと思っています。

渡邊友一郎の趣味

音楽

お店の名前に使っているくらいなので音楽は昔から好きで、今でも時々レコ ード屋さんをフラッと訪ねます。福岡だと、舞鶴にあるカラヴィンカミュージックや、大名にあるチクロマーケットがお気に入りのお店ですね。

サーフィン

一年前から始めました。朝早く起きて波乗りをして、お店に来るということもあります。サーフィンを始めてからというものサーフィンができる海の目の前で美容室をやれたらいいなあと思うこともあります。

山笠

古門戸町にお店を引っ越したある日、前の道を山笠の人たちが夕方提灯を持って戻って来る風景を見て「素敵ですね」と声をかけたら、山笠に誘われたのがきっかけです。時間が経つのはあっという間で、参加して早14年になりました。後悔はしていないけど、思ったよりも大変です。

土いじり・植物を育てること

車を運転すること

何が楽しいのかよくわかっていないのですが、大好きです。 エンジンの音だったり、ハンドルを切ったらその方向に曲がってくれること、走っていると次々に風景が変わっていくのがちょうど映画を見ているような感じがして好きなのかも知れないですね。